スピンドル製作

クリープ現象によってS45C材でφ65のスピンドルが破断しました。1985年8月に起きた日本航空機123便墜落事故を思い出しました。


墜落事故の原因としてとりざたされたのは、圧力隔壁がクリープ減少で吹き飛んだ。とされています。そして歴史的大惨事を引き起してしまいました。


今回、身近に、このような現実を目の当たりにしますと、本当に金属疲労とは恐ろしいものだと思います。


破断したスピンドルの材質はS45Cですが熱処理は施してなく、ベアリング装着部分が痩せて(写真参考)相当の振動が発生した状態で長時間稼動していたようです。


それにしても写真のように真っ二つに破断しています。 お見事というしかありません。


今回は高周波焼入れと焼鈍を施す提案を強くお勧めしましたが、ユーザー様のご都合でS45C材そのままで使用することになりました。


また、スピンドルを機械に装着する段取りを考慮して、ベアリングとのかん合はh7としましたので、ベアリングの定期交換を繰り返す内、隙間を生じて今回とおなじ故障を呼ぶ恐れを感じています。


機械本体の残寿命を考えれば、お客様のご判断が正しかも知れません。 是非 結果オーライとなって欲しいものです。


※全ての画像はマウスクリックにて拡大画像が表示されます。





着手前 破断したスピンドル(中央部が破断部位)

着手前 破断したスピンドル(中央部が破断部位)




破断部位のアップ

破断部位のアップ




破断面

破断面




軸受け部が磨耗して段差が明瞭なほど細っている

軸受け部が磨耗して段差が明瞭なほど細っている




取り外したベアリング、シール類

取り外したベアリング、シール類




ハウジングにベアリングを装着したところ

ハウジングにベアリングを装着したところ




ハウジングにオイルシールを装着したところ

ハウジングにオイルシールを装着したところ




新調したスピンドル キー溝方向から見たところ

新調したスピンド キー溝方向から見たところル




新調したスピンドル

新調したスピンドル




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